夜想
最近、一段と寒くなった。
京都は底冷えするというが、夜ちょっと散歩でもしようと思うとホントに寒い。
歩く、ということは考えをまとめるのに良いという。
銀閣寺の辺りに有名な哲学の道があるが、あれは歩きながら思考する道ということからついた名前だそうだ。
さっきフラッと歩いていて、ふと思ってもなかったアイデア、というか考えが浮かんだ。
それは「まちまもり」がしたいという想いだった。
まちづくり、というのはよく聞くが、まちまもりというのはあまり聞かない。
まちまもり、という言葉は、映画監督の大林宣彦さんの本で読んだ言葉だ。
この言葉に出会ったのは10年ちょっと前で、その時ボクはやけに感銘を受け、そうだ、まちまもり活動をしよう!と思い立ち、とある地方自治体で働くまでになった。
その後、ボクは転職し、今は全く関係ない会社でなんとなく日銭を稼ぐために働いている日々である。
しかし突然、歩いているとその「まちまもり」というフレーズがふいに浮かんできた。
確かに最近、仕事にビミョーなやりがいのなさ的なものを感じていたところであった。
そうしたところから、無意識に答えを探していた結果が、夜の散歩によって不意にこのワードが出たことに繋がったのかもしれない。
とにかくこの「まちまもり」というワードは僕にとって特別大切なものなので、手帳にでも書いておこうと思う。
写真は11月のはじめに登った金糞岳。
なんの脈絡もないが、紅葉がキレイであった。
もーすぐ冬だ。